弛まず焦らず…



弛まず焦らず…

脳出血後遺症を患われた40歳代男性のご利用者様(A様)のお話です。
A様は半年程前に脳出血を患われ、回復期リハビリ病院を経て退院されました。以前まではお仕事に勤しまれたり、登山などの趣味を楽しまれるなど、活動的な毎日を過ごされていましたが、後遺症の片麻痺によりそれが難しくなってしまいました。
早く回復したいとの焦りから、一生懸命に機能練習に励む反面、思うような効果が出てこないことに葛藤を強く感じておられました。しかし、デイサービスや地域のコミュニティーに参加し、同じ障害を持った方々と接する中で気持ちに変化が現れました。以前よりも表情が明るくなり、発話も増え、自主的に就職活動を開始されるまでになりました。まだ就職の実現には至っておりませんが、これからもA様が新たな人生を歩むサポートをしていきたいと思います。
セラピストとしての重大な責任を感じますが、その分やりがいも感じています。そんな訪問リハビリでの一症例でした。

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