パターと時刻表



パターと時刻表

今回紹介する症例は、88歳の男性。
半年前くらいに担当になりお宅に伺うようになったのですが、その頃は歩行が不安定で屋内でも不安定。十数年続けていたグランドゴルフも半年前にやめて、ほとんど家に閉じこもっていました。あまり気力もなく、なんとなく日々を過ごしている状態でした。
そんな中でも、仕事をしていたころの話になると、かなりイキイキと話をされる一面もみられていました。 ある時、2013年の11月に東京で会社のOB会があると話をされ、「行けたらいいなぁ」とおっしゃられていました。
それからのリハの時間は東京に行くための相談会。
新幹線まではどうする?切符は?着いたら、何処に泊まるの?歩行器をレンタルする? 色んな話をして、詰めていきました。
そして、2013年11月末に東京に行って来られました。 直後の訪問時に、とても楽しそうに道中のことやOB会のことを話していただきました。 そして、更に嬉しいことに、やめていたグランドゴルフも再開されたそうです。
東京に行けたことが自信になり、昔の仲間に会えたことがまだまだ頑張らねばとの意欲をわきたてたそうです。 心が変われば行動が変わる。このことの重要性を再認識しました。
それから2か月後、後はご自身の力で頑張ってみると、訪問のリハビリを終了することになりました。 今でも元気にグランドゴルフを行われているそうです。

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