寝巻を脱いだら



寝巻を脱いだら

尿意の訴えが強く、自宅内に閉じこもりになっていた女性の利用者様です。
服薬もきちんとしていましたが状態に変化なく、次第に居室内歩行も不安定になっていました。 訪問リハビリを開始した当初は口数も少なく、表情が乏しかったです。ご家族様はリハビリに対して期待することもなく、むしろ不信感が強かったと思われます。
訪問リハビリでは、台所に立ってお茶を入れたり、洋服を選んだり、一緒に庭に出たりなどご本人様が望んでおられることを少しずつ取り入れて行いました。10分毎に尿意の訴えがあったため、その都度休憩も入れていました。
ところが、1ヶ月ほどすると、パジャマで出迎えてくれていたご利用者様が化粧をして、洋服に着替えて待っていてくれるようになりました。
今月でリハビリが開始して半年が経過しますが、尿意の訴えもなくなり、ご利用者様・ご家族様共に笑顔で生活されています。ちょっとしたきっかけを提案することが訪問リハビリの良い所ですね。

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