楽しい家事作業



楽しい家事作業

今回ご紹介する利用者様は、脳卒中を発症されて高次脳機能障害の為に家事動作が困難になった女性の利用者様です。
この方は中学生の娘さんと二人暮らしで、自宅復帰されたのはいいのですが、状況判断の低下や注意障害、半側空間無視があり、特に火や刃物を使う調理動作に関して病院のセラピストが不安視しておられ、ご本人も恐怖感があり、娘さんが、部活動の後に調理をされている状態です。
リハビリの目標としては家事動作の自立としてリハビリを開始しました。立位バランスの低下を想定していましたが幸いにもそちらの方は大きな問題が無かったため、実際に台所に立って頂きました。調理は娘さんがされているものの皿洗いまで手が回らず洗い物が山積みであったため、まずは食洗器に洗い物を入れて食洗器の操作をして頂くことから始めました。実際にやって頂くと口頭指示のみでテキパキと仕事をされ、ご本人も驚いて、喜んでおられました。
利用者様が何かを達成できて喜びを共有できることはセラピストとして最高に嬉しい瞬間です。
今度はどんなふうに良くなっていかれるかとても楽しみです。

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