心の杖で支えて



心の杖で支えて

本日は、80歳代女性の方のお話です。 訪問リハビリが開始になったのは、1年半前のことです。自宅内で何度か転倒されて、大腿骨頸部骨折や脊椎圧迫骨折などを受傷され、訪問リハビリ開始を希望されました。
訪問開始当初は、腰痛の訴え強く、ベッドで寝ている時間が多い状態でした。そのため、足の筋力も低下し、歩くときはふらつきがあるため、四点杖を使用されていました。御本人の希望は、『なるべくできることは自分でしたい。料理などを作りたい。』というものでした。
リハビリでは、筋力訓練、バランス・歩行の練習を中心に実施しました。すると、ベッドから起きている時間も増えて、足の筋力も改善し、歩行も安定してこられました。よくなってこられたタイミングで、キッチンでの模擬的な調理動作の練習を実施してみました。御本人の自信もついたようで、それ以降は料理だけではなく、手芸など様々なことに取り組まれています。歩行も安定されて、今では御家族と一緒に近くの病院まで歩いて受診されるまでになりました。
この方は、訪問リハビリに入らせて頂いて、身体機能面も大きく改善されました。しかし、うまくいく場合だけではありません。でも、そうでない場合であっても、その方が望む人生にすこしでも近づけることが、私たちの仕事だと思い、日々頑張っています。

一覧のページに戻る


シェアする